出会いが欲しくてマッチングアプリを始めようと思っています。
ただ、マッチングアプリにはマルチ商法の業者が紛れているとよく聞くので、ちょっと心配です...
勧誘に遭わないために、マルチ業者の特徴を教えてください！
このような要望にお応えする記事です。
結論から言うと、マッチングアプリにひそむマルチ商法の特徴は以下11個です。
- プロフィール編
- 「恋人は求めていない」「気の合う友人がほしい」と書いている
- 大人数でのパーティーの写真を複数枚のせている
- 独自の隠語が書かれている
- メッセージ編
- カフェに誘ってくる
- 待ち合わせ時間・場所を指定してくる
- アポ編
- いきなり副業の話をしてくる
- 友達がたくさんいるアピールをしてくる
- ホームパーティーなどのイベントに誘ってくる
- やたら意識が高い
- 師匠を紹介してくる
- サラリーマンの働き方をやたら否定してくる
本記事では、マッチングアプリにおけるマルチ商法の勧誘方法や特徴を、僕自身の体験談をもとに解説しています。
最後まで読んでいただき、皆さんは業者にひっかからないよう注意してください！
彼女がほしくて、マッチングアプリに登録
2019年の夏。
当時の僕は就職を機に上京したばかりで、彼女もおらず暇な休日をすごしていました。
「このままではいけない、彼女をつくろう！」と一念発起し、大手のマッチングアプリに登録しました。
そしてしばらくしてとある女性とマッチングし、数日のやり取りの後実際に会うことになりました。
そのときは、まさか自分がマルチ商法の勧誘にあうなんて夢にも思いませんでした…(笑)
- 注意！
- この当時僕が利用したマッチングアプリは、有名な某有料アプリでした。
大手の有料アプリであっても勧誘業者は普通にゴロゴロいるので注意してください。
マルチ商法の勧誘の流れ
僕が実際にマッチングアプリで、マルチ商法に勧誘された流れは以下のとおりです。
- マッチングする
- 数日やり取りする
- カフェで会う
- イベントに招待される
- 師匠（上級会員）に紹介される
- 勧誘される
業者にもよりますが、大体上記のような流れで勧誘してくる場合が多いようです。
これだけだとわかりにくいかと思いますので、実際の体験談もふまえ、時系列順にもう少しくわしく説明しますね。
マッチングアプリにひそむマルチ商法の特徴【プロフィール編】
今から思えば、僕が出会ったマルチ業者（以下、Aさん）のプロフィールには気になる点が2つありました。
- マッチングアプリなのに、「恋人は求めていない」と書かれていた
- 大人数でのパーティーの写真が3枚ものっていた
この時点で怪しい匂いがプンプンしますよね。
まずそもそも、恋人求めていないのにマッチングアプリをやっている時点でおかしいです。友達作るだけならもっと他のやり方がありますし。
あとそんなヤツにいいねする僕もバカです。
あと大人数でのパーティー写真を1枚ならともかく、何枚も載せているのもどう考えても怪しいです。
普通の人はそんなパーティーばっかりしないので。
ちなみに、業者によってはプロフィール文に独自の隠語を使っていることもあるのだとか。
最幸（＝最高）、成幸（＝成功）みたいなやつですね。最高にキモいですよね。
この辺の隠語があるかどうかも、マルチ商法を判別するポイントになるかと思います。
（Aさんのプロフィールに隠語はありませんでした）
- マルチ商法のプロフィールの特徴
- 「恋人は求めていない」「気の合う友人がほしい」と書いている
- 大人数でのパーティーの写真を複数枚のせている
- 独自の隠語が書かれている
マッチングアプリにひそむマルチ商法の特徴【メッセージ編】
Aさんとマッチングした僕は、さっそくやり取りを始めました。
そして最低限の情報交換をしたのち、会う打診をすることに。
以下が実際のやり取りです。
僕 「一緒にご飯行きましょう」
A 「最初なのでカフェにしましょう」
「最初だからカフェ」の意味がよく分かりませんでしたが、とりあえず了承。
僕 「わかりました！いつなら都合がいいですか？」
A 「〇月☓日の9時でお願いします」
いや、めっちゃピンポイントやん！しかも朝早くね⁉と違和感MAXですが、ここも了承しました。
僕 「了解です！場所はどうしましょうか。Aさんはどこら辺に住んでいますか？」
A 「△（都心の方）です。」
僕 「僕は□（西の方）なので、間をとって新宿でどうですか？」
するとまさかの返事が。
A 「新宿は遠いので、東京駅にしてください。」
いやいや、さすがにおかしいでしょ！△から新宿なんて30分もあれば着くやろがい！！
と、東京駅はさすがに遠すぎるので、ここは反論。
僕 「ウチから東京駅まで2時間かかるんですよ。さすがに遠いので、新宿にしてくれませんか？」
A 「新宿はウチから遠すぎるんで東京駅にしてください。」
んなわけあるか！ふざけんな！
ここからしばらく押し問答が続きますが、向こうがまったく折れないので渋々了承。
朝っぱらから東京駅で会うことになりました。
当時の僕に対して今、言いたいのは
マルチとか関係なく、こんな自分勝手な女に時間を使うな！
ってことですね。（笑）
- マルチ商法のメッセージの特徴
- カフェに誘ってくる
- 待ち合わせ時間・場所を指定してくる
- ちなみに...
- マルチ業者が待ち合わせ時間・場所をピンポイントで指定してくる理由は、
「アポを1日に複数組んでおり、移動時間を減らし効率よく勧誘活動を行うため」です。
僕はなぜこんなクズのために、わざわざ2時間もかけて東京駅に行ったのでしょうか…（泣）
マッチングアプリにひそむマルチ商法の特徴【アポ編（＠カフェ）】
そんなこんなで当日、東京駅のカフェでAさんと会いました。
（自分に都合のいい場所・時間を指定してきたくせに、当日30分遅れてきやがって、本気で殺意が沸いた話はここでは割愛）
A 「遅れてすみません!!」
僕 「（イライラ）いえいえ、大丈夫ですよ！」
A 「いやー、ほんとすみません。ところで、わたし今、副業ですごく稼いでいるんですよ！」
（えっ、いきなり副業の話⁉ 普通まずは世間話から始めない⁉）
とまぁ、とまどいつつ（心の中で鼻をほじりながら）聞いたAさんの情報は以下のとおり。
- 仕事は看護師をしている。
- 最近副業を始め、1か月で10万円稼げるようになった。
- もうすぐ副業の収入が本業を上回りそうなので、そうなったら看護師はやめるつもり。
- 副業を通じて友達がたくさんできて、最近よく一緒に遊んでいる。
まぁぶっちゃけ、だからどうした？と言いたくなるクソつまらん話でした。
そして最後別れ際に、
A 「来週末に友達の家でホームパーティーするんだけど、よかったら来ない？」
とのお誘いが。
正直これまで散々振りまわされたせいで、Aさんのことは1ミリも興味がありませんでした。
しかしせっかく貴重な休日の朝っぱらから2時間かけて東京駅まで来させられて、何も収穫がないのは嫌だ...
せめて友達だけでも作りたい！と思い、その誘いに乗ってしまいました。
もう好きなだけアホと呼んでください(笑)
- マルチ商法の初回アポでの特徴
- いきなり副業の話をしてくる
- 友達がたくさんいるアピールをしてくる
- ホームパーティーなどのイベントに誘ってくる
マッチングアプリにひそむマルチ商法の特徴【アポ編（＠ホームパーティー）】
Aさんと東京駅のカフェで会った翌週、僕はホームパーティーに参加するべく、Aさん友人宅を訪れました。
当初は「友達を作るぞ！」と意気込んで参加したものの、残念ながらそこにいる人は皆
「一緒に夢を叶えようよ！」
「人生で成功するために大切なことって分かる？」
「（キン〇コング西〇の本を手に取り）この本すごく面白いよ！」
みたいな中身スカスカな意識高い系の連中ばかりで、開始30分で友達作りも断念しました。
「早く帰りたいなぁ」なんて考えながら時間をやり過ごし、地獄のようなホームパーティも終わりが近づいてきた頃、Aさんが
A 「今度紹介したい人がいる。」
と言ってきました。
「せめてひとりだけでも、まともな人に会いたい…」
そう思った僕は、（よせばいいのに）藁にもすがる思いで、Aさんの師匠にあたるBさんを紹介してもらうことにしました。
ここまでくると、さすがに僕も何かがおかしいと気づいていましたが、それでも自分がマルチ商法に勧誘されているとは思いませんでした。
- マルチ商法のアポ（＠ホームパーティ）での特徴
- やたら意識が高い
- 師匠を紹介してくる
マッチングアプリにひそむマルチ商法の特徴【アポ編（with師匠）】
ホームパーティーの翌週、Aさんと一緒にカフェに向かい、そこでBさんを紹介してもらいました。
（Bさんが思いのほかきれいな女性で、ちょっとテンションがあがったのはここだけの話。）
でまぁ、このBさんも意識高い系の言葉を多用する人でしたが、顔がカワイイので話はちゃんと聞いておきました。
以下、Bさんから聞いた話の内容です。
- 元々飲食店で働いていたが、毎日忙しくて給料も安く、体を壊しかけた。
- そんなときに今の仕事に出会い、人生が変わった。
- 今は自分が働かなくてもお金が稼げるシステムができており、毎月のように旅行に行っている
- あらゆる働き方の中で、サラリーマンは最もコスパが悪い。すぐにやめるべき。
とにかく「サラリーマンとして働くこと」をやたら否定してくるのが印象的でしたね。
そして最後Bさんに、「もっと話がしたいから来週また会おうよ」と言われ、欲望に負けて会うことになりました。
- マルチ商法のアポ（with師匠）での特徴
- サラリーマンの働き方をやたら否定してくる
※ちなみにBさん、めっちゃ稼いでいるって話だったのにカフェ代はきっちり割り勘でした。
マッチングアプリにひそむマルチ商法の特徴【勧誘編】
そして翌週、Bさん宅にAさんと訪れました。
（もうAさんいらねぇよ、どっか行けよ、と思ったのはここだけの話。）
で着いてしばらくは例のごとく、サラリーマンを否定する話を聞かされていました。
そしてだいたい1時間ほど経った頃、Bさんが突然
B 「今日はキミにぜひ聞いてほしい話があるんだけど...」
と言い出しました。
そしてついに、泣く子も黙るあの伝家の宝刀が抜かれたのです。
B 「アムウェイって知ってる？」
はい、そうです。
ここまで約1か月間、休日の貴重な時間を費やした結果、あの悪名高きアムウェイに勧誘されたのです。
その後はBさんから、アムウェイのシステムや商品がいかに素晴らしいかをプレゼンされましたが、もはや何も耳に入ってきません。
（ヤバい、早く逃げなきゃ…）という恐怖が、ずっと頭の中を支配していました。
そしてあらかた説明が終わったタイミングで、「用事がある」と言って家から飛び出ました。
その後はさすがに身の危険を感じ、関係者の連絡先すべてをブロックし、二度と会っていません。
以上が、僕が実際にマッチングアプリで、マルチ商法に勧誘された体験談です。
ここまで紹介した内容を見ていただければわかるとおり、基本的にマルチ商法の連中は違和感MAXな行動をとっています。
少しでもおかしいと感じたら、すぐに逃げるようにしましょう。
じゃないと僕みたいに、貴重な休日を無駄に消費することになってしまいます。
まとめ
マッチングアプリにおけるマルチ商法の勧誘の流れは以下のとおり。
- マッチングする
- 数日やり取りする
- カフェで会う
- イベントに招待される
- 師匠（上級会員）に紹介される
- 勧誘される
そしてマルチ商法業者の特徴は以下のとおり。
- プロフィール編
- 「恋人は求めていない」「気の合う友人がほしい」と書いている
- 大人数でのパーティーの写真を複数枚のせている
- 独自の隠語が書かれている
- メッセージ編
- カフェに誘ってくる
- 待ち合わせ時間・場所を指定してくる
- アポ編
- いきなり副業の話をしてくる
- 友達がたくさんいるアピールをしてくる
- ホームパーティーなどのイベントに誘ってくる
- やたら意識が高い
- 師匠を紹介してくる
- サラリーマンの働き方をやたら否定してくる
僕みたいにマルチ商法勧誘の餌食にならないよう、皆さんは十分に注意してください！
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